歯科医院でグリグリと根っこの処置をしてもらい、抗生物質フロモックスを服用しはじめて3日。
まったくもって痛みが治まらず、ますます悪化の様相をみせていたので、
またもや院長先生に泣きついて診察してもらいました。
こんなに痛むのなら、抜歯もいたしかたないという悲壮な思いだったのですが
「痛みがあるときに下手に触ると、余計に痛むんだよねぇ。」
とのことで、今のところ何の処置もできないらしい。
どないしたらええねん?院長先生?(iДi)
「うーん。なかなか痛みが治まらないというのは、もしかしたら抗生剤が効いてないのかもなぁ。」
むむむ?なぁーるほど!ε=( ̄* ̄; )
私は今までさんざん抗生剤を使ってきたので、薬に耐性ができてしまった可能性があるのですな。
(百日咳、喉頭炎、歯科治療、手術、インフルエンザ、膀胱炎、粉砕骨折、交通事故など)
つうことで、抗生剤のチェンジをすることになりました。
新しい抗生剤はジスロマック
マクロライト系の抗菌剤で、飲み方がちょっと変わっています。
2錠を一日に一回。それを同じ時間帯に3日間連続して服用。
すると一週間効果が持続するというものです。
普通の抗生物質は、8時間おきに1錠を服用するのが一般的だけど、
これだと飲み忘れが少ないからラクちんやわぁ。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
同じジスロマックには液体シロップもあって、これは一回飲みきりでオーケー。
飲めば1週間効果が持続しますし、飲み忘れは全くなっしんぐの優れもの。
そのうえ、錠剤のジスロマックと比較すると、投与後24時間の最高血中濃度は約2倍。
投与初期からより高い薬剤濃度が得られ、早い効果発現が期待できるのだそう。
1回飲みきりで服薬が完結することで、薬剤耐性化の防止にもなります。
お水を入れて蓋をして、良く振ってからいただきまーす。ヘ(゚∀゚*)ノ
アタシは一年前のリンパ管細静脈吻合術(LVA)を受けた時に服用しまして、
その時に、珍しい抗生物質だなぁと思って写メをパチリ。
携帯に写真がバッチリ残っておりました。(。・ε・。)
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
さて抗生物質というのは、血液中に一定濃度となった状態で薬効を示しますから、
飲み忘れたりすると血中濃度が保たれず、効果がありません。
なおかつ正しく服薬を完了できなかった場合は、薬剤耐性が起こりやすくなり、
更に次の治療時に投与される抗菌薬も効かなくなる可能性が大きくなるんだとか。
そして、その耐性は菌同士の遺伝子の情報交換によって、他の菌にも伝達され、
薬が効かない「より強い菌」を人工的に作り出してしまうというオソロシイ結果に.
(;°皿°)ヒョエェェェー。
ですから患者の自己判断で服薬中止をしたりするなんて、もってのほか!
ましてや『手持ちの抗生物質が余っていたからちょいと飲んどこう!』的な考えは、
すごーくデンジャラスなことなんですね。
がん患者にとって、抗生物質が使えなくなることは、
ライフラインのひとつが絶たれるようなものですから、こりゃ心しておかないと!
たいへん勉強になりましたわ。(*´Д`)=з
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
勉強ついでにもう少し。
抗生物質って〇〇系・〇〇系ってあって、その中にいくつもお薬があるようですが、
いったいどれだけの数があるのか、ちょいと調べてみると、
あるわあるわ!すんごい数の薬の種類が!
その中でも特に私たちがよく処方されるのは、
・ペニシリン系(サワシリン、ワイドシリン、パセトシン)、
・マクロライト系(ジスロマック、クラリシッド、クラリス)、
・セフェム系(ケフラール、メイアクト、フロモックス、)
・ニューキノロン系(シプロキサン、クラビット)、
・テトラサイクリン(ミノマイシン)
あたりでしょうかね。
蜂窩織炎対策には「ケフラール」。歯科治療では「フロモックス、クラビット」
耳鼻科では「サワシリン、メイアクト」とか。
抗がん剤の好中球減少症による発熱は「シプロキサン」を処方された方も多いのではないでしょうか?
今回のことで、ペニシリンから始まり多くの人類の命を救ってきた抗生物質は、
非常に奥が深いお薬なのだなぁと、素人ながらにも感じた次第であります。
思わず押入れしまってある『仁~JIN』をまた読み返したくなりました。
南方先生ぇぇぇぇぇ!!!
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ジスロマックを飲み始めて次の日からは、痛みがひゅるるると引いてきました。
薬が劇的に効いたみたいでよかったぁ。(゚∀゚*)♪
ところで硬水のミネラルウォーターと一緒に抗生物質を服用すると、
吸収されにくくなるのだそうですが、ほんまかいな??