その事故が起きたのは10日ほどまえの
春風が心地よい夕方のことだった。
愛用している白いマイチャリンコ
『ジュナリン号』(笑)を
スイスイと快調に走らせながら
最寄り駅へと向かう途中
突然ガクンッと大きな衝撃が起き、
バビューーーーーーーーン(ノ`△´)ノ
と放物線の弧を描きながら空中に飛ばされ
体ごとチャリンコとともに
アスファルトに叩きつけられた。
チャリの下敷きになりながら
数秒のあいだ何が起こったか全く理解できず
しばしポケラーと呆けるアタシ。
:・☆(○_○):*'°☆
だが左足にズキンズキンと物凄い激痛を感じ
思わず我にかえった。
実はそのとき
ふわりとしたお気に入りの水玉シフォンの
ロングスカートを履いていたのだが、
それが後ろの車輪にグリンと巻き付いてロックしてしまい
それが原因でチャリンコが転倒したのだった
「だだだれかあぁぁぁ
助けてくださぁーーーーい(T▽T;)」
アタシの悲痛の叫びを聞いて
通りがかりのジョギング中のおじさまと
20代とおぼしき可愛いお嬢さんが
すっ飛んで助けにきてくれた。
ああ。このせちがらい世の中、
捨てたもんじゃないなぁと感動するアタシ
(*´ω`*):*:・'°☆
そんなこんなで自転車からの救出作成がはじまった。
まずはジョギングおじさまが 絡まったスカートを引き抜こうとしてくれたのだが
グルグルと後輪に巻き付いて取れない。
しかもアンラッキーな事に
倒れたときの反動からか
前輪とペダルの間に
左足がガッツリ挟みこまれてしまい
引き抜こうとしても引き抜けない。
どうにかしてスカートを抜きだそうとすべく
絡まった後輪を回そうとすると
↓↓↓
それに連動して ペダルと前輪も回ってしまい
↓↓↓
前輪とペダルに挟まった左足が
グイグイと捻(ねじ)れてしまうという悪循環
「痛い痛い痛い痛い痛いぃ!」
押したり引いたり色々と試みるたびに激痛が走り
年甲斐もなく ふんがふんがと泣き叫んでしまうアタシ。(。≧Д≦)
「ああ。もうこれ折れてるかもねぇ」
アタシの左足をみて不吉なことを口ばしるジョギングおじさま。
ぎゃあーやめてけろーΣ( ̄皿 ̄;;
いずれにせよスカートを後輪から引き離さないと
にっちもさっちもいかない事が判明したので
「誰かスカート切っちゃってください。
(;つД`)うっうっ」
と懇願するアタシ。
さもないと大惨事になりかねん。
すると若いお嬢さんが
近所にあった床屋さんに走っていき、
店主のおっちゃんを連れて戻って来た。
(床屋さんが近くにあったという幸運に感謝)
「ありゃりゃ大変だ。
スカート切っちゃうよ。いいね。」
床屋のおっちゃんは そう言うやいなや
手にしていた 商売道具のハサミで
スカートをチョキチョキと切ってくださった。
おおおおおおおおおお
さ。さすがの手さばき!!!
( 〃▽〃)*:・'°☆
商売用ハサミの鋭い切れ味によって
あっという間に 後輪からスカートを引き離すことに成功。\(^o^)/
(↑高価なハサミが無事だったかが心配ですが)
。.:*:・'°☆.:*:・'°☆
あとは前輪とペダルに挟まってしまった
問題の左足が残っていたのだが
時間がたつにつれ 痛みはますます増悪の一途をたどっていく。
ああ。。。
頭の片隅にレスキュー隊員に救出される
映像のイメージが浮かんでくる。
ドリルとか ドリルとか ドリルとか。。。
(↑救急隊員24時とかテレビドキュメントの見すぎだっつうの!)
.:*:・'°(。≧Д≦):*:・
そんなのいやじゃぁああ
これは何としてでも自力で脱出せねばと
意をけっして痛みを我慢しつつ
無理やりグイイと左足を引っ張ってみた。
したらばゴリっ(!)という音がして。。
(↑骨の音だとおもふ。)
ぬけたあぁああああ!
・゜・(つД`)・゜・
「わぁああ。良かったねぇ」
「良かった良かった」
救出してくださった皆さんの歓声が
上がったのだった。
ビリビリに破れてもうた
お気に入りのロングスカート
くちおしやー・゜・(つД`)・゜・
そんなこんなで
うまい具合に脱出できたものの
歩行困難になってしまったので救急車を呼んでもらった。
卵巣がん手術でリンパをガッツリ切除しているアタシは
怪我
↓↓
ホウカシキエン
↓↓
リンパ浮腫再燃 (ぎゃーーー)
という恐怖の公式が脳内ヒダにしっかりとインプットされているので
救急がある近所のM病院ではなく
いつもの大学病院のエマージェンシーに。
(↑M病院の評判の悪さを聞いていたのもある(^o^;))
とにもかくにも。
もう絶対に足が折れてしまったと思った。
アタシの足オワタと思った。
はずだったのだが。。。。
なんとなんとレントゲン検査では
骨に異常なしでありました。
いつも食べてるヨーグルトのカルシウムのおかげだろうか?
それにしてもよかったぁー。
(;つД`)・゜・
てなわけでー。
エマージェンシーの看護師さんからは
「顔じゃなくてホントによかったね」
と慰められ
(↑ふむふむ 確かに顔はいやだ。)
ドクターからは湿布薬と抗生剤を処方してもらいタクシーで帰宅。
.:*:・'°☆.:*:・'°☆
それはそうと事故った場所が
車の走行が結構多い住宅街の道路でして
下手すりゃ転んだ拍子に車にひかれていたかもと思うと
ゾゾゾゾゾゾ (;゜∀゜)
せっかく素晴らしいお医者さまに恵まれ
大手術で引き延ばして頂いた大事な命を
自らのミスで失いかねなかったかと思うと
もんのすごい自己嫌悪に。
(;つД`)あーんバカバカバカバカ
これからはロングスカートでチャリンコには絶対乗るまいと
固く心に誓ったジュナでありました。
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その後左足がバリバリ腫れて
高めの微熱が数日間続きましたが
今ではやっとヒョコヒョコ歩けてます。
(まだ緑色のアザと痛みはあるのですが)
結局 救急車まで呼んでおいて
お騒がせさせてしまい
反省しきりでございます。
(・・、)ショボ
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