また大好きな友が
空へと旅立っていきました。
それは思ってもみなかったことで
その訃報を聞いたとき
体じゅうの震えが止まらなくて
喉の奥にトゲが刺さったかのように
息がうまくできなくて
苦しくて苦しくて
そんなとき
とあるお世話になった方より
素敵なカードを頂きました。
そこに書かれていた文章を読んだとき
なんともいえない
不思議な気持ちがこみあげてきて
やっとホロリと
穏やかな涙がこぼれ落ちたのです。
『足あと』
ある夜 わたしは夢をみた
神さまと二人並んで
わたしは砂浜をあるいていた
砂の上に 二組の足あとが
見えていた
ひとつは神さまの
そしてひとつは わたしのだった
しかし最後に
わたしが振り返ってみたとき
ところどころで
足あとが 一組だけしか
見えなかった
「わたしの愛する子どもよ
わたしは けっして
お前のそばを離れたことはない
お前がもっとも苦しんでいたとき
砂の上に一組の足あとしかなかったのは
わたしが お前を抱いていたからなんだよ」
Ｍ・パワーズ
いまやっと少し
冷静に考えることができるようになり
様々な思いが頭の中を巡っています。
彼女が病におかされたことは
とてつもない
大きな苦しみだっただろうけど
彼女の一生はどうだったろう？
幸せな時間を
神さまは彼女に
与えてくださっただろうか？
彼女を抱いて
苦しみをとき放って
くださっただろうか？
スマホにしてから
行方不明になってた彼女との写真を
送ってもらいました。
あなたと美味しいものを食べ
たわいのないおしゃべりをするのが
至福のひとときでした。
こんな病にならなければ
きっと出会いの接点はなかったろうと
思えば思うほど
彼女と過ごした時間は
かけがえのない一生の宝物です。
ニコニコマークの優しい笑みを
絶やしたことのなかった
あんちゃん。
その笑顔を眺めていると
今にもこちらに歩きだしてきそうです。
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