病院ネタがたまりにたまって
かなりトホホな状態に。
少しばかりピッチをあげていないと。
あああああ(。´Д⊂)
つうことで年の瀬も押し迫る昨年12月。
(↑昨年って・・おい)
4か月にいちどの消化器外科の経過観察を受診して参りました。
いつものように大学病院に到着し、受付を通して待合室へ。
電光ボードを確認すると
「遅れています」
の文字が 案の定ピカピカと点灯。
はぁーー。(・ε・` )
こりゃあだいふ待たされるなと覚悟を決め
ナースさんにお許しをもらって
院内をぶらぶらすることに。
コンビニで雑誌をパラパラしたり
新作のお菓子を物色したり
コーヒーを飲んだりと
ひととおりの“暇潰しプチコース(約30分)”を終えて待合室に戻るも
まだまだ名前を呼ばれる気配はなし。
しかも中待合室の長椅子はミチミチの満席状態。
お尻をねじ込む隙間もないほどなので、
診察室から少し離れた外待合室のベンチで待つことにした。
外待合室は日差しが燦々と差し込んで
冬なのにポカポカと暖かい。
そのせいか持参した単行本に目を通しているうちにコクリコクリと睡魔が訪れて
終いには寝入ってしまった。
はっ。。。。
とヨダレを拭きつつ覚醒すると
なんと予約時間から2時間以上経っている。
がちょーーーーーーん。(;゜∀゜)
もしかして スヤスヤ気持ちよく寝ているうちに名前が呼ばれてしまったか?
(↑ああ終電を降り過ごした気分だ)
大慌てで外科のナースさんをつかまえて確認をとると
「H先生が緊急処置外来に出てしまって
外来がストップしているんです。
JUNAさんの順番はまだ来てませんよ。」
とのことでセーーーーフ。(:: ̄З ̄)=3
またあらたなレジェンドを作るところだっただよ。
しかし緊急処置で呼ばれるってなんだろう?
消化器外科だと生死にかかわる緊急手術が多そうだから
ゲキレツカンエンとかチョウヘイソクとか
トケツとかタンセキとかスイエンとか・・・
ひぃいいいい。考えただけで痛そうだ。
(((;゜∀゜)))
:*:・'°☆ .:*:・'°☆
そんな妄想を巡らせながら名前が呼ばれたのは
予約時間から3時間半ほど経ってからであった。
「JUNAさん。
遅くなってすいませんでした。」
「いえいえ」
消化器外科の主治医先生は、武田真二にクリソツの超イケメンH先生。
真夏だと首元にオサレなネックレスがキラリと輝いているのだが、
この日はピシッとネクタイを絞めてコンサバふうのいでたち。
だが首に掛かっているIDカードのストラップが
素敵な"なめし"の革製でできていて(エ☆メスか?)
こだわりのお洒落心を感じる。
うーーーん。この先生タダ者じゃないな。
「先生よろしくお願いします。
おかげさまで今回も無事にCTをクリアできました。」
「そのようですね」
「はい。再発するとしたら、また肝臓にくるのではないかと懸念していたのですが・・・」
肝臓に転移を経験している私は
また同じところに転移する確率が高いのではないかと睨んでいる。
「百万回の詠決」を書かれた ノンフィクション作家の柳原和子さんも
卵巣がんの肝臓転移を何度も何度も繰り返されたというし、
まぁ一筋縄ではいくまいと身構えているわけでして・・・。
「もし肝臓にまた転移腫瘍が出てきた時は
可能であれば外科的処置を希望したいと思っています。」
「うーむ。そうですか。
知ってましたか?
肝臓は65%まで切除が可能なんですよ」
「ええっ?65%ですか?
そんなに取っても大丈夫なんですか?」
「まぁ全身状態にもよりますがね。」
「へぇーーー。」
肝臓は再生能力が高いとは聞いていたが
そこまでとは!!
すごいぞレバー!!
「オペの他にもご存知のように
ラジオ波(※)という手もありますしね」
「はい」
「これは腫瘍の数が3センチ3箇所まで。
あるいは5センチ以内の単発までが適用となります」
「はい。大きくなりすぎたり
多発してると無理なんですよね。」
「そうです。
腫瘍が出来ている場所も関係してきますしね」
※肝臓転移のラジオ波焼灼術(RFA)は
病変の出来た場所によってもオペの可否が決まる。
まず門脈や胆管に浸潤していないこと。
またラジオ波の熱で、熱傷や出血などの合併症を生じやすいので、
病変が皮膚に近い所にあったり、
他の臓器(肺や胆嚢など)に近い所に病変がある場合はまず適応外となる。
1年半前に肝臓転移した私の場合は、
ラッキーなことに手術可能な位置に腫瘍が出来たことと、
発見が非常に早く腫瘍が1センチの単発だったことで、
このラジオ波の手術を受けることが出来た。
「先生。最近は肝動注化学療法(※)などの手段もあるようですが」
「あーそうですね。
うちではやってないけど、
他(の病院)で積極的なところもあるようですね」
※肝動注化学療法とは、
抗がん剤だけを,がんに栄養を供給している肝動脈に注入する方法。
患部に高濃度の成分が集中するため、
効果も高く副作用も少ない比較的新しい治療方法といわれている。
「まぁそうなったときは考えていきましょう。」
「はい。ありがとうございました」
ということでスムーズに診察は終了。
ところでこのH先生。
あまりにイケメンすぎて
医療ドラマの中に入りこんだような
バーチャルな錯覚に陥ることがあるのだが、
いやいやなかなかどうして!!
小さな疑問にも非常に明確に、
かつ真摯に答えて下さるし、
お洒落な若先生という感じで好感度急上昇。(* ̄∇ ̄*)
きっと院内でもモテモテだろうなぁ・・・
もしも婦人科の先生だったら大変なことになるだろうなぁ・・・と
いけない妄想がモクモクとわくのであった。ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
(↑おいこら!)
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婦人科の菊正宗先生からは
「JUNAさんは本当にラッキー(な位置に肝臓転移)だったんだよ。」
と言われるのだが、
肝臓転移のオペを第一の治療手段として薦めてくれたこと、
そしてオペの手配を電光石火のスピードで進めてくれたことが、非常に大きいと思っている。
ラッキーももちろんあるかもしれないが
主治医先生の決断が治療の成功に繋がったのだと確信しています。
もう一生 脚を向けて寝れませんな。
(** ̄З ̄).:*:・'°☆
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