ある日のこと。
同病の友人達とのライン上での会話。
「実はアタシ もうすぐカポダンノなんだよねぇ。」
「ジュナさんカポダンノってなーに？」
「お誕生日っていう意味でぇす」
誕生日を前に浮かれていた私は調子こいて
覚えたてのイタリア語でアピールしてみた。
「へぇーそれはおめでとう！」
「カポダンノか！」
「カポカポだね！」
「めでたいねカポカポー！」
ところがどっこい。
これが大間違い。
( ；∀；)
イタリア語でカポダンノ(Capodanno)は＝お正月という意味で
コンプレアンノ(Compleanno)こそが＝お誕生日という意味だったのだ。
(いやはやお恥ずかしや)
「ごめんよみんな。。。単語間違えたよ」
「え? カポエーラじゃないの？」
「コンプレアンノが誕生日という意味です」
「カポエーラは？」
「そりゃ格闘技だ(笑)」
「まぁまぁ。いいじゃんカポカポでさぁ」
「お祝いじゃカポエーラ！」
「カポカポーおめでとう！」
「カポカポー！」
「みなしゃん。。。。(;つД｀)」
いつのまにかみんなの脳内には
カポエーラ＝カポカポ＝誕生日と
しっかりミスインプットされていて
いまさら新しい語彙情報をアップデートする気は
更々ないようであった。(笑)
なんておもろい……
もとい素敵な仲間たちなのでしょう！
(*´ω｀*)。.:*:・'°☆
つうことで お月さまが綺麗な３月の夜。
都内某所にある隠れ家的スペイン料理の店に
素敵な同病の仲間たちが集合して
カポエーラの飲み会が開かれたのでした。
んでもって
そこのスパニッシュが美味しかったのなんのって。
今までの概念を覆す繊細かつパンチのあるお料理の数々に
ノックアウト寸前。
スペイン産生ハムの盛り合わせ
Embutidos Variados
こじんまりとした店内のカウンターには スペイン産高級生ハムの代名詞
“ハモセラーノ”の大きな肉塊が
骨付きのままドデーッと置かれていて
スペインバルの雰囲気を嫌がおうにも高めてくれます。
まずはこれを薄くスライスして
チョリソイベリコ(イベリコ産チョリソ)
サルサチョン(スペイン産サラミ)
とともにアンティパストの盛り合わせに。
これが冷えた生ビールにも
自家製のフルーティー且つ ビターなサングリアにもよくあうこと。
飲んべえにはたまらんスターターであります。
鶏レバーのムース
Mousee de Higado di Pollo
２皿めのお料理が運ばれてきたとき
アタシの頭の中は
？？？？？？でいっぱい。
ケチャップ？
干しいちじく？
干しあんず？
そしてパン？
なんじゃらこりゃ？
と思ったら 鶏レバーのムースに
色鮮やかなフランボワーズソースが乗っているとのこと。
鶏のムースをすくって
パンの上にのせて頂きます
(*´ω｀*).:*:・'°☆
おおおおおおお！
なんということだろう！
なめらかな鶏レバーのムースは臭みがなく
爽やかなフランボワーズソースともあいまって
素晴らしいハーモニーを奏でているではないか。
プチプチしたいちじくとの相性もいいし
栄養学的には貧血にもうってつけ。
(*´∀｀).:*:・'°☆
イカとタコのサルピコン
Salpikon de Mariscos
お次はイカとタコに
細かく切った玉ねぎ、ピーマン、トマトなどの野菜を合わせたマリネを
得てしてマリネは 酸味が強すぎたり
油がギトギトしがちなのだが
このサルピコンは酸味とオリーブオイルの配合がなんとも絶妙。
さっぱりしていて
パクパクといくらでもいけそう。
あぁ今も思いだすだけで
涎が喉の奥をくすぐるわぁ。
(*￣◇)=3
トルティージャ
Tortilla Casera
じゃがいものスライスがゴロゴロ。
なのに もっさり感はなく
しっとり仕上がったスペインオムレツを
アリオリソースとともに頂きます。
想像していたスペインオムレツとは
似て非なるもので
こんな上品なトルティージャは
はじめての体験なのだ。
赤えびのアヒージョ
Gambas al Ajillo
風味豊かな海老味噌の旨味と
ガーリックの香りが
しっかりとオリーブオイルに溶け込み
食欲をそそる逸品。
レストラン業界に強いＬちゃんいわく
「こんな美味しいアヒージョ食べたことないっ」
とのこと。
まさしくそのとおり意義なっし！
残ったオリーブオイルのソースに
スペイン産の美味しいパンに浸して食すと
力強い旨味が味蕾をガツンと刺激して
やめられない止まらない。
結局 大降りのパンを
ムシャムシャ３切れも食べてしもた。
あああ。。。
食欲の理性が 決壊すること必至のアヒージョであります。
ある意味コワイ(笑)
フォアグラのソテー きのこクリーム煮添え
Plancha de Foir con Sates a la Crema
カリッとフォアグラの表面を焼き上げ
しっかり煮詰めたきのこのクリーム煮と
バルサミコソースとともにいただく逸品。
一口頬張ると背筋もシャキンとするような
パワフルかつ濃厚な味わいで、
そこにきのこのクリーム煮の優しさが包みこまれてゆく。
あぁスペイン料理店でこんな本格的なフォアグラ料理が頂けるとは！！
(この店のシェフはフレンチにも精通しているのだろうか？)
そしてフォアグラを食しながら妄想する。
これを食せばアタシのレバーちゃん(肝臓)もパワー充電。
二度とガン太郎のやつが近寄れなくなるように成敗しちゃるわぃと。
(*￣ー￣)
魚介類のパエリア
Paella de marisco
そしてスペイン料理の締めは
やっぱりパエリアで決まり！！
地中海の太陽を彷彿させる鮮かな赤いライスに
ムール貝 あさり 海老 などが乗っている
贅沢な魚介のパエリアは情熱の一皿。
あっというまに皆の胃袋へと消えていくのだった。
嬉し恥ずかしのバースディケーキ
Torta de Compleanos
そして酔いもかなりまわって
うとうと眠気がやってきたころ(笑)
突然店内が暗くなり
バースディのフルーツケーキが運ばれてきて。。。
わーーーーお
ＪＵＮＡ様ってデコレーションが！！
(*゜Q゜*)
この３年間。
辛いことも多かったけど
生きてきて良かったとうるるる。
(・・、)
そして同じ病を経験している友人たちと
一つのケーキをつついて食べる幸せを
噛みしめました。
ジューシーで爽やかなパンナコッタの味は
一生忘れられないだろうな。
きっと。
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ちなみに ここのパンが絶品で
スペイン産のものを解凍しているのだそう。
Ｅちゃんが
「お持ち帰りしたい」
と言わしめたほどの美味しさです
記念撮影ぱちり♪
(＃￣З￣)
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